こんにちは、世界はサカサマ!のHirokiとAccoです!
今回のテーマは、「脳出血を発症した瞬間の話」。
実は、発症直後に119番にかけた際の音声が、偶然ボイスメモに残っていたんです。
それを改めて聞き直して、当時の記憶が蘇ってきました。
今日は、その瞬間に何が起こったのかを詳しく振り返ってみたいと思います。
発症の瞬間、世界が逆さまになった
いつもと変わらない1日だった
2019年8月某日。
その日は、普段と変わらない1日でした。
当時、Jリーグの運営の仕事をしていて、ナイター試合の運営がありました。
試合が終わり、職場を出るとき、負け試合だったことをぼんやりと考えていました。
「今日も負けちゃったなぁ……」
そんな風に思いながら、片付けをして、**「さあ帰ろう」**とした瞬間ーー
突然、異変が襲う
「ん?なんか体が重い……?」
本当に、突然のことでした。
今までに感じたことのない異変が体に襲いかかりました。
✅ 足が前に進まない
✅ とにかく体が重い
✅ 玄関に向かおうとするが、スムーズに動けない
何とか玄関までたどり着き、座って少し休もうとしました。
しかし、次の瞬間……世界が逆さまに感じたんです。
「えっ……なにこれ?」
上も下も分からない。
地面がどこにあるのかも分からない。
まるで、重力が反転したような感覚でした。
脳出血の症状は人それぞれ違う
よく「脳出血は突然くる」と言われますが、まさにその通り。
僕の場合、頭痛は全くありませんでした。
✅ 強い頭痛がある人もいる
✅ 手足がしびれる人もいる
✅ 意識を失う人もいる
脳梗塞の場合は、少しずつ違和感が出てくることが多いですが、
脳出血は一瞬でガツンとくることが多いのが特徴です。
まさに、何の前触れもなく突然やってくるーー
119番にかけるまでの必死の行動
「これはヤバい……助けを呼ばなきゃ!」
体が思うように動かない中、何とか外へ出ようとしました。
でも、もうまともに歩ける状態ではなく、這いつくばるようにして移動。
「車に乗ればどうにかなるかも……?」
そんな考えがよぎり、車のドアを開けました。
でも、今考えれば、こんな状態で運転しようとしたこと自体が無謀でした。
その時、ふと右ポケットに手を入れると……ガラケーがあった。
「これなら……119番がかけられる!」
もう左手は動かず、右手だけで必死に操作し、何とか通報。
発症直後の音声を聞いて思ったこと
後日、その時の119番通報の音声を聞き直してみると、
**「こんなに喋れてなかったのか……」**と驚きました。
当時は冷静なつもりでしたが、実際の声は言葉がうまく回っていない。
✅ 何を言っているのか分かりづらい
✅ 息が荒く、苦しそう
✅ 言葉が途切れ途切れになっている
自分では「普通に話せている」と思っていたのに、
実際には、ろれつが回らず、明らかに異常な状態でした。
「喋れてるつもり」でも、実際は違う。
脳出血の怖さを改めて実感しました。
命を救ったのは偶然の連続だった
もし、この時にガラケーを持っていなかったら?
もし、119番をかけることができなかったら?
考えるだけでゾッとします。
しかも、発症したのは深夜。
外に出て「助けてください!」と叫んでも、誰も気づかない時間帯でした。
そんな中、たまたま近所のお店の人が異変に気づき、
母に連絡してくれたことも、大きな助けになりました。
いろんな「偶然」が重なって、命を救われたんだと思います。
病院到着後の記憶……「ご飯を食べた」
救急車で運ばれ、病院に到着。
検査のための処置が始まりましたが、
僕はその間の記憶がほとんどありません。
次に覚えているのは……病院でご飯を食べているところ。
「えっ?手術は?処置は?」
すべての記憶が飛んでいて、
目が覚めたときには、病院のベッドで食事をしていたのです。
意識がはっきりしてきたとき、
「なんとか生き延びたんだな……」
と実感しました。
まとめ:脳卒中は突然やってくる
脳出血には、前兆がないことも多い。
僕のように、仕事を終えて「さあ帰ろう」と思った瞬間に発症することもあります。
もしも身近な人が、
✅ 急に体が重くなったと言い出す
✅ うまく喋れなくなっている
✅ 片側の手足が動かない
こうした症状があれば、すぐに119番!
「おかしいな?」と思ったら、一刻も早く対応することが大切です。
というわけで、世界はサカサマ!「発症直後の音声あり」脳出血発症の瞬間を振り返るでした。
ではまた次回お会いしましょう!バイバイ!
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