第1回片麻痺さんぽ会 – 一緒に歩いて、新たな絆を結ぼう!

片麻痺さんぽ会

片麻痺さんぽ会の始まりと目的

こんにちは、Accoです。今日は4月に開催した「第1回片麻痺さんぽ会」についてお話ししたいと思います。

このイベントは、片麻痺の方々と一緒に楽しみながら散歩をするというコンセプトで始まりました。これまでYouTubeやインスタなどのオンラインで交流はしていましたが、リアルでのコミュニケーションも大切だと気付いたんですよねー。

みんなで一緒に歩くと、ただ歩くだけではなく、楽しみながらリハビリにもなるのではないかと思いました。

場所は水戸市にある千波湖

新型コロナウイルスの感染も収束しつつある春、みんなで集まってみたかったので、初回は私たちの地元、茨城県水戸市の千波湖で開催することにしました。

千波湖は、湖の周囲がクッション性のある素材で舗装されていて、散歩しやすい場所です。ここはHirokiが子供の頃からよく訪れていた場所で、湖とその周囲の自然に親しんできたところなんですよ!

私も、最初に水戸に来た時に連れてきてもらった場所だった記憶があります。

活動の告知と天候への心配

今回のさんぽ会について、インスタやTwitterなどで告知したら、予想以上にたくさんの方が興味を持ってくださいました。

同時に新たな心配事を生み出すことに・・・それは天候のこと。

さんぽ会の当日は雷やゲリラ豪雨の予報が出ていて、それが心配だったんです。前日は雨がかなり降っていて、次の日の天気予報は毎回見るたびに変わっていました。天候が不順で、雨が一日中降るようなら、すぐにイベントを中止にできるのですが、微妙な天候では中止を判断するのも難しいですよね。

主催者である私たち自身も、雨が降った場合には参加者の方々に申し訳ないと思い、かなりビクビクしていました。片麻痺の方々が雨の中で歩くのは大変で、また雨天に対応するのも容易ではない。それで、もし雨の中で楽しむことができなかったら、主催者として申し訳ないと思っていました。だから、「無理しないでくださいー!」と、主催者であるにもかかわらず「来なくてもいいですよ~」と言ってしまいました。

さんぽ会の当日と天気の影響

そわそわしながら、さんぽ会の当日を迎えたのですが、実はHirokiが午前中はテンションが低く、ちょっとした気圧の変動で影響を受けてしまっていました。

脳出血の後遺症で苦しんでいる方ならわかると思いますが、気圧が上下するとそれに左右されることがあります。Hirokiの場合、気圧が下がるだけでなく上がるときにも体調を崩しやすいんです。前日は雨が強く降り、気圧が低かったのですが、散歩会の当日の午前中はとても晴れていて、気圧が急上昇したようでした。これにより、午前中は体調がすごく悪く、本当に大変でした。

楽しい時間と出会い

それでも、午後からは少し体調が回復し、予定通り2時からさんぽ会を始めることができました。最初は、「誰も来なかったら2人でお茶して帰ろう」と思っていたのですが、実際にはなんと埼玉からご夫婦で来てくださいました。

旦那さまが片麻痺で、お互い夫同士、妻同士で話が盛り上がりました。同じ左麻痺で、発症したタイミングも数ヶ月違い。最初は外で立ち話をしていたのですが、そのまま盛り上がって、さんぽ会はほとんどカフェでのおしゃべりになってしまいました。それでも、何メートルかは歩きましたよ!(笑)

本当にとっても楽しかったです。

この経験を通じて、改めてリアルで人と会うことの大切さを実感しました。私たちは普段、仕事でZOOMなどを使っているので、「これなら会わなくてもいいか」と思っていましたが、今回の散歩会で考えが変わりました。

「会えるんだったら、絶対に会った方がいい。」

それぞれの経験や、他の人がどうやって生活をしているのかなど、濃密な話ができてとても良い時間を過ごすことができました。

印象的だった参加者の装具

さんぽ会で一番印象に残ったのは、旦那さまの装具。すごくかっこよくて、ワンポイントに赤色を使用していました。黒色のスーツと黒色のリュックに映える赤がすごく引き立っていて、と最高にオシャレでした。

装具をオシャレにカスタマイズすることによって、歩くモチベーションにもなっているようでした。また、その方は装具があることで安心感があると言っていて、それがあるからこそ、外出ができると語っていました。

装具を外すことを無理にしなくてもいい、という彼の考え方には、とても共感しました。装具を卒業することが必ずしも必要ではなく、むしろ自分の体の一部として受け入れることも大切なんだと思いました。

例えば、メガネも同じで、目が悪くてもメガネを外すために頑張るというより、そのままで生きていく選択もあるのです。装具を外すためのリハビリも大切ですが、装具とうまく付き合いながら生活を楽しむという考え方もあるんだと、その方から学びました。

感謝の気持ち

この夫婦は、私たちをずっと褒めてくれて、2人で芸能人に会えた気分だと言ってくれました。なんともお恥ずかしい限り!

私たちはむしろ彼らが埼玉から水戸まで来てくれて、本当に感謝の気持ちでいっぱいでした。今回のさんぽ会は本当に楽しく、あぁ始めてよかったなぁと思える一日でした。同じ境遇の方と会い、話し、共感し、学び合うことの大切さを改めて感じることができました。

教訓と今後の展望

今回のイベントで、私たちは多くの教訓を得ました。

例えば、駅の近くで開催した方がアクセスしやすく、参加者にとって便利なこと。

今回は水戸近郊の人しか来ないだろうと考えて、水戸の千波湖を選びましたが、電車で来てくださる方もいると分かったので、今後は駅からアクセスが良い場所を選ぶようにしようと思います。

さらに、私たちの夢は、日本全国を行脚すること!北海道や沖縄など、茨城空港からアクセスが良い地域も視野に入れています。それに向けてまずは水戸でのイベントを通じて、多くの経験を積むことが重要だと考えています。

さんぽ会への参加方法

次回参加したいと思う方がいらっしゃったら、ぜひ参加していただきたいと思います。Twitterアカウントをフォローしていただければ、私たちがどんなことを計画しているのかを知ることができますよ!

現在さんぽ会はPeatixというサイトを通じて参加申請ができるようになっています!

もし良かったらご覧ください。

世界はサカサマ!
脳卒中により後遺症で片麻痺になったHirokiとその妻Accoです。月に1回茨城県水戸市近郊で片麻痺さんぽ会を開催しています。 ◆今後の片麻痺さんぽ会スケジュール(確定分) ... powered by Peatix : More than...

それでは、今回の「世界はサカサマ、片麻痺さんぽ会」のお話はこれで終わります。次回もお会いできるのを楽しみにしています。それでは、バイバイ!

コメント

  1. 鍬塚佳希 より:

    何時もYouTubeを拝見してます。
    自分もR5年1月に脳幹出血で救急搬送から
    入院、8日間で退院しました。
    東京警察病院のSCU医療チームにより回復が早かったかと、、発症した時は何が起きたか理解不能でした。死にたくない気持ちと
    早く職場復帰したいと怒られてもベッド脇で
    入院4日目からスクワットしたりと、気持ちを入れ替えて歩こう歩くんだとリハビリで
    頑張ってました。現在は10キロ迄自力歩行して仕事にも復帰出来ました。この病気に
    悩まず向き合う事を御夫婦のYouTubeは
    励みになっていると思います。これからも配信を応援させて頂きます。

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