夫が脳出血で倒れた日のことを妻目線で語ります

こんにちは、世界はサカサマ!のHirokiとAccoです!

今回は、夫が脳出血で倒れた日のことを妻(Acco)目線で振り返ります。
前回はHiroki本人の視点で語りましたが、今回は「家族目線」でのお話です。
「もし大切な家族が突然倒れたら?」——そのリアルな体験をお伝えします。

目次

2019年8月、あの日の出来事

あの日は土曜日でした。
お昼ご飯を一緒に食べて、昼間は特に変わった様子もなく、いつも通りの休日。

夕方、Hirokiは水戸ホーリーホックの試合を観に出かけました。
サッカー観戦が大好きな彼にとって、試合の日は特別。
いつもなら、夜9時か10時には帰宅するはずでした。

私も子どもたちと過ごし、夜になったら寝かしつけ。
その日は特に疲れていたのか、子どもたちを寝かしつけながら私もいつの間にか寝落ちしてしまいました。

夜中にHirokiが帰ってきたことに気づいた記憶はほとんどありません。
ただ、「あ、帰ってきたんだな……」とぼんやり思った気がします。
でも、その後の異変には気づくことなく、私はそのまま眠ってしまったのです。

深夜の不安と悪い予感

次に目が覚めたのは深夜2時か3時

ふと目を開けると、隣にいるはずのHirokiがいない。
「ん?トイレかな?」と思ったけど、時間が経っても戻ってこない。

ソファで寝ているのかもしれないとリビングを見に行ったけれど、そこにもいない。
家の中を探し回っても、どこにもHirokiの姿はなかった。

この時点で、胸の奥にイヤな予感が広がっていきました。
「まさか、事故にでもあったんじゃないか……?」

駐車場を確認しようと玄関に向かいかけた時、スマホの通知音が鳴りました。
画面を見ると、Hirokiのお母さん(義母)からのメールでした。

「Hirokiが脳出血で病院に運ばれました。」

メールを読んだ瞬間、頭が真っ白になり、全身が震えました。
「脳出血……?え?どういうこと??」
理解が追いつかないまま、すぐに義母に電話をかけました。

義母によると、Hirokiは試合の帰りに会社の玄関で倒れたそうです。
自分で救急車を呼び、病院へ搬送されたとのこと。

病院での面会

翌朝、私は義母と一緒に病院へ向かいました。
集中治療室(SCU)に入る前に、看護師さんから説明がありました。

「現在、Hirokiさんは意識が朦朧としている状態です。できるだけ安静にさせてください。」

SCUに入ると、ベッドに横たわるHirokiの姿がありました。
顔はむくんでいて、呼びかけてもほとんど反応がない。
ほんの少し目を開けることはあっても、すぐに閉じてしまう。

私は何を話せばいいのかわからず、ただHirokiの手を握ることしかできませんでした。

子どもたちにどう伝えるか

病院のSCUには子どもは入れないため、私ひとりでの面会でした。
病室を出て、駐車場の車の中で義母と話しました。

「子どもたちに、どう説明すればいいんだろう?」

上の子は4歳。もういろんなことがわかる年齢です。
「お父さんはどうして帰ってこないの?」と聞かれたとき、どう答えればいいのか悩みました。

結局、私は子どもにこう伝えました。

「お父さんね、頭にちょっとケガをしちゃって、しばらく病院で治療するんだよ。」

4歳の子は、それを聞いてしばらく黙っていました。
そして、ぽつりと一言。

「お父さん、痛いの?」

その言葉に、私は胸が詰まりました。
泣きそうになるのを必死でこらえて、「うん、でも先生がちゃんと治してくれるからね。」と伝えました。

家で倒れなかったことが幸いだった

今振り返ると、Hirokiが家ではなく外で倒れたことは、結果的に良かったのかもしれません。
もし家で倒れていたら、私が子どもたちを見ながら救急車を呼び、適切に対応できたかどうかわかりません。

何より、子どもたちが倒れた父親の姿を目の当たりにせずに済んだことは、トラウマを避ける意味でもよかったと思います。

今だからこそ笑って話せる

あの日から数年が経ち、こうして振り返ることができるようになりました。
もちろん、脳出血は決して笑い事ではありません。
でも、「乗り越えたからこそ話せること」もあると思うんです。

Hirokiは今、生きている。
そして、これからの人生を楽しく生きることが大切だと感じています。

「倒れた日のことを笑って話せる日が来るなんて、あの頃は想像もしなかった。」
でも今、こうしてブログを書きながら、夫婦で「あの時は大変だったね」と話せるようになりました。

人生は何が起こるかわかりません。
でも、どんな状況でも前を向いて生きていくことが大切だと、改めて思います。

というわけで、世界はサカサマ!夫が脳出血で倒れた日のことを妻目線で語りますでした。
ではまた次回お会いしましょう!バイバイ!

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